断食3日目−本断食1日目

断食も安定飛行に入った感じ。

今日と明日が「本断食」。水分だけで、ほんとに何も食べません。

きのうまでは、特に朝方にムカムカ、頭痛、寝汗などいろいろな反応があったのですが、今日は特になんともなく、ただ、いつもより少しポーッとしているだけです。

今日は友永ヨーガ学院でのヨガのあと、友永先生を囲んでのミーティングに出ました。「少し、ぼうっとしているかもしれませんが、これが何よりものお休みなんです。普段はエネルギーが有り余っているの。それで余計なことをたくさん考えているんですよ」と友永先生。

そうか。断食は胃袋だけではなく、精神もお休みなんですね。

やればやるほど働き者である、成果が上がる、とみんな毎日いろいろなことに追われて生きているけれど、ふとそこから降りてみると、夢から覚めたような気がします。本当は断食している今が夢なのかもしれませんが。

断食は、最小限の自分に近づきます。あんなにたくさん食べて、山ほどの用事をかかえて、真剣な顔をして走っていた数日前の自分。そのイメージも、自分でありながら、「食べている人」の群れの中へ足早に消えていきます。

断食は、終わったら、もしかしたら教訓めいたことを言いたくなるのかもしれませんが、まっただ中の私は、そういうことを言いたい気持ちはありません。

ただただ、経験したことがないほど静かな、おちついた気持ちです。生理的に、有無を言わさない力によって、引力のままに下へ、下へ、と向かっていきます‥‥とてもいい気持ち。2005/03/16