断食4日目−本断食2日目

身も心も、すっかりセーブモードに入っています。

パソコンを放っておくとスリープしますね。まそに、あれです。生き物にこんなモードが入っているとは知りませんでした。いろんなものがついているんですねえ‥‥人間って。

プルルルル‥‥毎朝、班ごとに電話が回ります。「元気ですか?」と聞き、最後の人が班の人の体調をまとめて友永先生に連絡します。

体温も測ります。私の今朝は36.8度で普段よりきもち高め。こういう身体変化は100人100様で驚くほど違います。35度あるいは34度台まで下がる人もいます。

昨晩は、あんまりドシーンとおちついて、眠ったら死んでしまうかと思いました。しかし、布団に入るとなんだかとても素直に気持ちになり、ふと、子供のように眠れそうな気がしました。そう思えたとたん恐怖心が消え、すぐに眠りに落ち、目覚めてもなんとなくポヨーン。

そんななのに、10分で夫のお弁当を作った私って、なんてエライ。妻の鏡!?‥‥いや、そうじゃないんです。実は、私、普段、通勤時刻が早い夫だけはお弁当を作っていません。そりゃそうですよね。女は夫より子供よ−これは常識。

それがなんだか、今だけでも作ってあげたいのです。無理と無駄と欲望の世界で働かざるを得ない人に、何かをしてあげたい。

いろいろな人がいます。無理、無駄、いたずらに募る欲望に気づかないで生きている人、知っていてやらざるをえない人‥‥そして、小さい子たちは、なんてそういうものからフリーでいること。泣きたいときにぽろぽろと涙を流し、嬉しいときにスーっと笑う子供たちの無為のすばらしさ。

「断食ハイ」です。心の中に素直な部分がどんどん広がります。静かに、そして、やわらかくなっていきます。イライラ、憤慨、自己顕示のような気持ちは、やろうとしてもできない。そんな無駄をしていたら死んでしまうもの。

1本の草のように、静かに幸せに生きています。2005/03/17