クールビズこそ少子化対策

雨。暑苦しい日があまりなくて、「ノーネクタイ、ノー上着=クールビズ」のテレビ写りがいまいちだ。でも、期待しています。日本はもはや亜熱帯気候なのですから、あの夏のビジネスマンの服装は本当にお気の毒です。

また、私のような商売の者は、スーツに合わせてきつく冷房したオフィスにいる女たちを心配せずにはいられません。ふつうに夏の格好をする自由がある女性にとって、夏のオフィスは身体の芯まで冷える場所。帰宅後、身体をあたためるアロマテラピーやら入浴剤やらをしてみても追いつかず、冷たい足してなかなか寝付けない人もいるのです。

「冷え」は、妊娠したいと思っている女性も、妊娠させてくれません。少子化が進んだという話題は「国のことを考えて産んでくれないと困りますなあ」などと女性には聞きたくない、絶大な逆効果がある発言が繰り返されるだけ。でもクールビズは、とってもよいと思います‥‥もし、ほんとに冷房が弱くなれば。

それにしても、もう少し見栄えのいいクールビズがテレビに映るといいな。ここは、日本中のスタリストさんが立ち上がり、政治家、財界人についてほしいところ。私は、アジアンなテーピングのあしらいがあるスタンドカラーシャツとか、渋色のビンテージものアロハなんかすごくいいと思うんですけど。
2005/06/10