時を視る

最近ドキドキして待っていたのは、なんと33年ぶりに参加する小学校の同窓会です。少なくとも大人になってから一度も会っていない人たちばかりだったので。「○○君や○○ちゃんも来るのよ」等といわれても、イメージとして飛び出してくるのは昭和40年代・のびた君にしずかちゃんファッションの可愛い子供たち。なので、会ってしまったら一体どんな感じなのか想像もつきませんでした。

地元・池尻大橋で下車。その前にヨーガ療法学会で取材していたので遅れていった私は、もう一同がそろっていて一斉に振り向いてくれたその顔、顔に、かなり感動しました。「時間」という目に見えないのものを、ありありと見たのでした。

人間にまろみ、深みをぐ〜んと増したのびたくんとしずかちゃんたち。特に男の子たちは小学校はまだまだ成長していない時期にあたるので、半分は誰かわからないくらいだし、とんでもない人間的成長を遂げられていたように感じました。

世のお母さまたち、小学校までは「何でうちの子はこんななんだろう」と思っていても、大丈夫でございます。子供なんてものは、思う道に進学し、仕事して、結婚して、親の手の届かないところで初めて人間になっていくのでありましょう。

担任の先生は、私の10倍くらい運動しているかというとびきり元気な毎日を過ごしていて、教わっていた当時と神秘的なほど変わらず。図書館にも頻繁に通い、私の書いたものを読んでいただいたこともあったそうで、うれしかったです。 2005/06/25