1700年続く霊泉

このところ水について考えています。なぜかというと‥‥先日、山梨で1700年前から続くという霊泉を訪ねる機会があって、これが私が年齢と同じ年数おつきあいしてきたアトピーにかなりの威力を発したのです。

岩下温泉というところなのです。27度くらいの冷泉で、源泉地の真上に大正時代の建物が建つ混浴の共同浴場です。湧かしたお風呂もあり、そちらで暖まってから入ります。入湯料300円です。

浴場の一隅にこのお湯の神様が祀られていました。きれいに切られた半紙の人形(ひとがた)が細い棒を使って立てかけてあり、私は十分な知識がないけれど非常に古い信仰の形に違いありません。

私はこういうヘヴィーな温泉のマニアというわけではないのですが、二年前に北海道の屈斜路湖で湖底から湧いているだけの温泉「コタン温泉」でけっこう興奮した覚えがあるので、その素質は秘められているかもしれません。

冷たい温泉だったので、泉に入っているような感じでもありました。温泉ってもしかしてミネラルウォーター?という考えがふと浮かび、帰ってネットをいろいろ見ていると、いま、温泉水って本当にミネラルウォーターとしてボトリングされ、ネット通販されているではないですか。びっくりです。

さらに自分の身の回りにある水について考えてみると、毎日、せっせとわが家のお風呂に入ると言うことは、カルキ浴をしているようなものです。ごくろうさまです。

そんなことを思っていたので、きのう、娘が学校プールの検定に合格し、「明日、ママとプールへ行きたい〜」とねだってきたとき、土曜日だし行ってあげたかったのですがちょっと躊躇しました‥‥でも、行って参りました。

豪勢にカルキ浴をして、パリパリになって目も真っ赤にして帰ってきたところです。娘は次の級に合格できるくらいシゴいてあげられましたが、さらば霊泉の恩恵、今日からまたカルキ生活です。 2006/07/29