夏休みの生活

先日、夫の夏休みを利用して私も仕事を一週間やめて、うち中の要らないものをかつてない深度で、やりました。断捨離です。

今年三十回忌になる父の蔵書を、本当に大切に感じていたものだけ少し残して売却、処分しました。父は日本文学の初版本のコレクターで直筆原稿なども持っていたのですが、私よりも価値のわかる人に持っていただけるならと思って売りました。

続いて、ロフトに分け入り納戸にも突入しました。いや、もともと一人っ子で今や親きょうだいのいない私には、何といろいろな過去が一身に背負わされていたことでしょう。さまざまなジャンルの古物商の方と関わり、いろいろな世界があるんだなあとちょっとした社会見学にもなった一週間でした。

息子が独り立ちして、続いて愛兎を失って、震災の影響もあってなんとなく鬱々としがちなこの春だったのですが、家の中に増えた「空間」からすごく力がもらえている感じがします。そこから新しい風が吹いてくる気がします !

末娘は、この夏は高校受験。塾通いにお弁当を持って行きなさいと言ったら、みんなおにぎりしか持って来ないからいやだ〜と言います。そこで、いろいろなおにぎりを編み出すことにしました。今日は鮭と枝豆。その前は鳥の唐揚げや竜田揚げ。きんぴらごぼう。ついに、タマネギと鶏挽肉の入ったオムレツなども包んでみましたが、どーにかなりますな。最近はやや面白くなってしまっており、「お弁当箱ってもしかして要らないかも」などと思うに至っています。

でも、娘ぱかりがんばらせていないで、私もせっせと働かねば。先週末は恵比寿のガーデンプレイスで女性誌「FRAU」主催の「妊活ミーティングに行き、先ほど同イベントの関連サイトにレポート記事を入稿しました。

300人の妊活したい女性やパートナーが集結し「高齢出産になると妊娠率はこれくらい」などと医師の話を聞く様子はNHKの7時のニュースで流れたのでご覧になった方も多かったと思います。私には、なかなか感慨深いニュース画面でした。「あぁ、ここまでオープンに語られる時代が、ついに来たんだな」と。うれしかったです。 2011/08/05