朝日の昇る前

ファン助産院のイメジェリークラスに参加された方から、時々お産の報告をいただきます。こちらは、この秋に出産された方から。

「お産中、イメージがいくつか湧いていました。
ひとつは青空にふわふわの白い雲が浮かんでいる風景
もうひとつは澄み切った空と一面の白い花が咲いてゆく風景、
遠く地平線には黄色から紫のグラデーションの色
朝日ののぼる前のような感じでした。」

こうしたお産の最中のイメージは、どこからやって来るのでしょう。それはきっと、心の中の特別なところから贈られるギフト。

すてきな空の景色を、ありがとうございます。とても可愛い赤ちゃんのお写真も。<>2011/11/20
177<>0<><><>WEBカメラを初体験<>今週は、種子島でへき地医療について話し合うシンポにテレビ会議システムを使って参加するための準備をしました。初めて仕事部屋でウェブカメラをつなぎました。練習で、手取り足取り教えて頂きながら、徳之島のNPO(特定非営利活動)法人「親子ネットワーク がじゅまるの家」につなぎました。あちらのお部屋にあふれる日差しも、空気も見えてとてもうれしかったです。

岩波ブックレット『助産師と産む』の取材では、岩手県の遠野で妊婦健診にこのテレビ会議システムが使われているのを見ました。産科医がいなくなった遠野市は、市内の助産師さんと釜石市の産科医をつなぐシステムを構築して市内健診を始めたところでした。

でも、こうして自分自身の仕事部屋と遠い南の島がつながるのを体験すると実感がまったく違います。その気になればもっともっと人はつながることができるんじゃないの?・・・医療にも、もっといろいろな形があるべきじゃないの?・・・そんな実感がわーっと湧いてきました。島の方たちのパワーにあやかり、いい体験をさせていただいています。

日本には、島内出産ができなくなった島がたくさんあります。できているところも綱渡りをしています。また、できればいいというものではなく、安全にできなくてはなりません。シンポでは、そのための試み−ITの利用や助産師さんたちの活躍など−が全国から報告されます。 2011/11/19