人間の赤ちゃんは、地球に生息する動物の中で圧倒的に子育てに手がかかるということをご存知でしょうか。『正解は一つじゃない 子育てする動物たち』(東京大学出版会)の編著者・平石界さん、久世濃子さん、齋藤慈子さんをお招きし、進化生物学の最先端からさまざまな種の子育てをひもときました。
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その年に注目された百のテーマを百人の専門家が見開き2ページで解説する「論点」。その百番目に出生前検査の最新動向をギュッ!と書きました。
厚労省の専門委員会の報告書に基づき、出生前検査認証制度等運営委員会が日本医学会に設置されました。NIPT(新型出生前検査)の施設認証などがここで話し合われます。
この委員会の情報提供ワーキンググループの委員に就任しました。グループは13名で、これから妊婦さん向けのウェブサイトやリーフレットを作成します。
日産婦のシンポジウム翌々日の生放送。タレントさんたちの真剣な議論がとてもよかったです。
MC:カンニング竹山さん/あおちゃんぺさん(ギャルユニット・リーダー)/石田拳智さん(超無課金)/パックン(芸人) 司会進行 :平石直之さん(テレビ朝日アナウンサー)
日本産科婦人科学会がおこなってきた臨床研究がこれまでに約2万個の受精卵を調べ、流産率の低下、胚移植当たりの妊娠率の上昇が著しいことが明らかになりました。一般診療に向けて進んでいくにあたりシンポジウムが行なわれ、ディスカッションにコメンテーターとしてうかがいました。
産科、精神科、心理職の専門家が集まる学会です。セッションはライブで、会場の日赤医療センターにうかがうと病院の会議室の一室がこの日は放送局のようになっていました。昨年はコロナ禍のために中止となったので2年越しの学会です。
私はWHO recommmendationsの項目1と2をテーマにお話ししました。
高齢出産に対する批判についてディスカッション。4人目を49歳で出産されYou Tubeで『YUKARIちゃんねる』を発信するYUKARIさんがゲストでいらっしゃいました。
日本母性衛生学会は産婦人科医、助産師など産科医療施設で働く方々のための学会です。
オンライン開催のライブセッションで1時間、厚労省の専門委員会が示した出生前検査の新しい方針をご紹介しつつ出生前検査の取材で感じてきたことをお話ししました。
WHOガイドラインの第二弾。全56項目から効果、エビデンスの確実性、費用対効果、公正性などで高い評価となった項目、及び注目しておきたい項目を取り上げ詳しく学んでいきました。講師には分娩期ケアガイドライン翻訳チームからドーリング景子氏、笹川恵美氏、春山怜氏、福澤利江子氏をお迎えしました。97名の視聴お申し込みがありました。
WHO(世界保健機関)、国境なき医師団、JICA(国際協力機構)などで活躍されてきた永井真理氏(公衆衛生医)、森臨太郎氏(新生児科医)のお2人に、世界の周産期医療の現場、医療政策についてお話をうかがいました。医療現場や親子の暮らしが直観的にわかる「写真」を大量に使ってのフォト・トークで、65名の視聴お申し込みがありました。
WHO(世界保健機関)が分娩のガイドラインを約20年ぶりに改訂し、日本語版も刊行されました。ガイドラインの作成委員をつとめた小児科医の森臨太郎氏、公衆衛生を専門とする医師で元・WHO職員の永井真理氏、分娩ケアガイドライン翻訳チームの福澤利江子氏をお迎えし、ガイドライン作成の背景や改訂ポイントをお聞きしました。247名の視聴お申し込みがありました。
妊娠、出産、子育てのあれこれについて毎週1本、全15回の連載コラムを書きました。一般のこれから産みたい方やご家族にツルッと読んでいただける、こんな仕事をしてみたいとずっと思っていました。
最新事情を伝えるだけではなく、これから産む人がちょっと気が楽になり、産むことが楽しみになるような話がたくさん入るように心がけて綴りました。記事を買ってくださった新聞の生活欄に掲載されます。
取り上げたテーマは次の通りです。
分娩施設の選び方/赤ちゃんを撮影するコツ/出生前検査/胎児治療/夫/臨月の過ごし方/陣痛の乗り越え方/カンガルーケアと母子同室/母乳育児/不妊治療/高齢妊娠/NICU(新生児集中治療室)/上の子ども/産後ケア
欧州には、何でも顔見知りの助産師が説明し、妊婦を孤独にしないシステムが整備されている国があり、出生前検査もそこで情報が提供されています。日本でも今後は助産師が出生前検査の相談に乗る可能性が出てきますので専門誌でこのような特集が組まれました。
2020年秋から、厚生労働省の厚生科学審議会科学技術部会NIPT等の出生前検査に関する専門委員会に構成委員として加わり、さまざまな仕事を積み重ねてきました。2021年5月、新しい報告書がまとまり、これが厚生科学審議会科学技術部会で承認され、正式に国の見解となりました。この仕事は私にとって、これまで取材してきた女性、ご家族の声を国にじっくりとお伝えできた大変嬉しい機会でしたし、また、あらゆる分野の方々と共に技術と社会の関係が変わる場に立たせていただいた非常に貴重な体験となりました。
NIPT等の出生前検査に関する専門委員会 全6回 議事録・資料
出生前検査について、国は、22年ぶりに新しい方針を打ち出したことになります。新報告書のおもな変更点は、妊婦さんに出生前検査の情報を提供する必要性はあるとしたこと、検査に悩む妊婦さんへのサポートには遺伝のスペシャリストのみならず多職種が連携してあたるとしたこと等です。これまでは、妊婦さんへの情報提供は必要ないとされており、説明しようにもマンパワーが足りませんでした。 これに基づき、自治体も出生前検査に関する相談窓口を設けるよう、厚労省から各自治体に通知が発出されました。6月15日には自治体説明会がおこなわれました。その事前学習資料として使われる音声付きパワーポイント「女性から見た出生前検査」を作成し、保健師さんをはじめとする自治体の方々に妊婦さんの現状を聞いていただきました。
NIPT等の出生前検査に関する専門委員会の報告書がまとまりました。最初の原稿は、福祉関係の専門雑誌『月刊福祉』からご依頼いただきました。
日本生命の聖火ランナーのTVコマーシャルに出演しているスケート少女・樽井美侑さんの誕生秘話です。お母さんの美沙さん、美侑さんを胎児期に治療した中田雅彦医師に取材しました。 妊娠子宮に内視鏡が入る「双胎間輸血症候群」のレーザー治療は、美侑さんがお腹にいたころはまだ珍しく、確立したものではありませんでした。
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樽井美侑さんの記事の後編。中田医師から、双子医療が抱える課題も語られました。現時点で年間200件以上あり、高度生殖医療によって需要が増加するとわかっている双胎間輸血症候群レーザー手術。この記事が、少しでもそれに挑む妊婦さんや病院の力になれたらと思います。
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国境なき医師団での活動に始まり、さまざまな国で母子保健政策取り組んできた永井真理さん(国立国際医療研究センター国際医療局専門職/WHO西太平洋地域事務局・リプロダクティブ・妊産婦・新生児・小児・思春期保健課技官)にインタビューし、貴重なご体験や、WHOのガイドラインについてお話いたただきました。
母乳は良いと言われると「母乳でなければだめなの?」 と辛くなってしまう女性たちが少なからずいて、今、母乳育児には「産後うつの原因だ」というネガティブなイメージが定着しています。その真偽は?母乳と心の関係は?田中奈美先生(つくばセントラル病院)の講演、最近出産した方たちへのアンケート調査、マタニティメディアの検証などから考察を深めました。 約200名の方が視聴してくださいました。
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インターネットによる情報の混乱、リロダクティブライツ・ヘルスの観点などから、国は出生前診断の情報を提供する方向に自らの方針を変更しつつあります。検査を受けやすい体制を長くとってきたスウェーデン、英国には一体どんな配慮や支援があるのかを学び会場で対話するセッションを企画しました。この2カ国は助産師が医療・ケア全体のコーディネーターとして機能する母子保健システムを持ち、女性の意志決定支援がすべての妊婦に助産師を通じて提供されます。議論は、こうした母子保健システムの全体像や女性の決定権などその土台になるものにまで及び、大変有意義な2時間でした。約百名の方が参加してくださいました。
講師のサリネンれい子さん(教員/スウェーデン在住)と林伸彦さん(産婦人科医/NPO法人親子の未来を支える会理事長/一般社団法人FMF Japan 代表 )が素晴らしい講演をしてくださいました。
詳しくは こちらから
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出産施設やご家庭で撮影してきたご家族・助産師さんの写真約40点を提供し、構成を担当しました。オンライン写真展「What’s a midwife?」も約30点の写真に言葉を添えて開催しました。
リレー・トークはオンラインの録画撮りで事前に収録しました。今ますます大切になっている助産師さんへの期待をお話ししました。
2021年3月16日 神奈川県茅ケ崎市文化生涯学習部男女共同参画課
茅ヶ崎市の男女共同参画事業で、妊娠を考えているかたが気がかりを話せる講座を毎年担当しています。
今年は初のオンライン開催です。やはり、とても活発な話し合いになりました。コロナにより、女性同士がコミュニケーションできる機会は大きく減っているからなおさらです。
私が「不妊治療の病院選びは?」「出生前診断は必要?」「高齢出産のリスクとは?」「これって不妊?」「無痛分娩っで知っておきたいことは?」など今よく聞かれる疑問について小一時間ほどお話ししたあと、チャットや挙手による発言でさまざまな声が上がりました。
このほど、光畑由佳さんと共にオンライン・セッションの企画「Special Vision」を新たに立ち上げました。ユニークな妊娠・出産・育児関連の専門家をゲストにお迎えし、生の声の力、リアルに交流していただけるライブ感を大切にしていきます。
初回は福島県の新生児科医・本田義信先生と岩手県の産婦人科医・秋元義弘先生をお迎えし、変わらぬ愛情で親子、女性たちを守ってこられたお話をうかがいました。医師、助産師、行政、育児支援、出版や美術の関係者等51名の方がリアルで視聴してくださり、素晴らしいキックオフとなりました。
Special visionは、今後1~2か月に1回程度開催します。見逃し配信や次回以降の情報はfacebookページで。
私が取材させていただいた方、取材中の方をお呼びしていきます。
「特集 少子化。女”性”たちの言葉なき主張」の中で、インタビューを受けました。妊孕性と年齢について、ちょうどよい加減に気をつけていただくためのお話をしました。
英国で生まれて世界に広がりつつある新しいがんケアの場「マギーズ・センター」。居心地の良い静かな家庭的空間で、患者さんが自分を取り戻せるための工夫が一杯でした。在宅ケアの草分け的存在でもあるセンター長・秋山正子さんにインタビューし、撮影もしました。
菅首相の保険適用宣言により、不妊治療への関心が経済界にも拡大。治療をしてもなかなか授からない現状が広く知られ、早く産める人が増えることも期待されます。
オンラインでも読めます。こちらから
同社の妊娠・出産・育児事業「たまひよ」が母親約2,000人を対象に意識調査を実施。集計結果についてコメントしました。
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妊娠中から1年半追わせていただいたお母さんのドキュメンタリー記事です。超音波で双子のうちひとりに腎臓の重い病気が判明したご家族。大学病院の新しい治療へのチャレンジにはお母さんたちが遠方から来られていますが、そこにはこんな頑張りや想いがあります。
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上の記事の後編です。いよいよ胎児治療の成果が問われる帝王切開の日を、カメラでお伝えしています。
産みたいと思えなかったり、産んでも自信を持てないお母さんたちが少しずつ増えていた日本――そこにやってきたコロナ。「『産む』と『生まれる』から見た日本 そして私たちひとりひとりの命」というタイトルで1時間ほどお話させていただきました。医療、行政関係の方々、ご両親等75名の方にご参加いただきました。
2月5日付高知新聞が講演の内容を詳しく紹介してくださいました。