2021年2月以前の記事は、リンク切れ・画像表示の不具合がありますこと、ご了承願います。
NHK「クローズアップ現代+」アンケート
この問題の大きな節目でもあり、意見を募るアンケートがいくつもスタートしています。NHK「クローズアップ現代+」の番組作りにも企画段階でご協力し、アンケートを作成しました。回答期間、いよいよ1月20日までです!→25日まで延長となりました。
人数的に充分なデータとなるかどうかちょっと心配なのでぜひご協力ください。得られましたデータは、「クローズアップ現代+」番組と、また私も使用させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
2021年1月23日
「出生前診断のニーズに関するアンケート」プレスリリース
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ベビカムさんとの共同調査「出生前診断のニーズに関するアンケート」が、年末にプレスリリース出されました。
内容の一部をご紹介しますと、例えばこのような状況がわかりました。
■何らかの検査を受けた人の割合は30代後半では3割半、40代では6割。2012年調査は1.5割(35歳以上)だったので増加し、検査の種類も増えている。
■しかし今なお、高齢妊娠でも7割の人はかかっている産科医と出生前診断の話をしていない。
■検査に思い悩む妊婦は、出生前診断の正しい情報や相談できる場を求めている。妊婦の97.5%が、陽性判定が出た場合はカウンセリングが必要と回答(30代後半の場合) 。
全体として、医療施設の対応はさまざまであり妊婦さんが混乱、苦心していることを浮き彫りにしております。
自由筆記欄には妊婦さんの本音、体験があふれました。
妊婦さんの声を集めた調査としては、この調査は、日本の妊婦さんの多数派である検査を受けなかった人(受けなかった人、受けられなかった人)の声も多く含むという特徴があり、日産婦でおこなった検査を受けた人の声を集中的に集めた調査とあわせて見ていただけると補完性があるかと思います。
※メディアの皆さま
ぜひ515名の母親の声を載せた本調査をご紹介下さい(プレスリリースには詳細は載っていませんので、ご連絡いただければ私から自由記述も含めて資料お送りします)。
【調査概要】
河合蘭・ベビカム共同インターネット調査
「出生前診断のニーズに関するアンケート」
■回答期間
2020年10月2日(金)〜2020年10月11日(日)
■調査方法
インターネット調査 (「Questant」使用)
妊娠・育児情報サイト「ベビカム」にて会員に周知し考えや妊娠中の経験を聞いた。
経験については末子妊娠中のことを回答してもらう。
■回答者
出産体験者の女性、妊婦さん 515名
・妊娠22週未満の妊婦、子ども6歳未満の母親 (448名)について報告する。
・出産年齢は35歳以上が162名(36.1%)とやや多いが年齢層別に集計している。
【プレスリリース】
出生前診断について妊婦はどう考えている?調査で分かった、判定結果に対する十分な事前情報とサポート体制の必要性。〜35歳以上の妊婦の97.4%が、 陽性判定の場合にはカウンセリングが必要と回答〜
河合蘭とベビカムでの共同インターネット調査結果による、出生前診断に対する妊婦の立場から見た現状と課題を広く共有
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000212.000007518.html
2021年1月6日
FRAUの2020年ベスト記事に入りました
連載「出生前診断と母たち」がFRaUで今年最も読まれた記事の3位、10位に2本もランク・インしてくれました。
連載は来年も続きます。
女性たちが、こんなにも真剣勝負をしていることが知られ、何事も、知って決めることが当たり前になるまで!
◾️ナギサさん・コロナ・鬼滅・不倫…「ベスト記事20」で見る2020年
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/78929?media=frau
2020年12月31日
ショートムービー4本できました
2019年の母性衛生学会で展示した写真が4本のショートムービーになりました!
カンガルーケア、初めての授乳、そしてみるみるお母さんになっていく女性たち……文字だけではなかなか伝わらない、女性たちが母親になっていく時間を写しました。
株式会社ピジョンさんは社会貢献事業として後期早産児を出産されたお母さんへのケアに取り組んでいますが、そのプロジェクトの一環です。
https://www.smile-lactation.com/jp/mama/nicu/
下の写真は、展示が行われた時のものです。最初は母性衛生学会会場。
そして、次はピジョン本社の玄関ホールで展示されました。
今後も周産期関連の学会で展示されることになるそうです。
ただし今は学会のほとんどがウェブ開催となっていますので、その意味でもショートムービーができたのは、とてもよかったです。
2020年11月22日
厚生省の専門委員会でプレゼンをしました
昨日は厚労省NIPT等の出生前検査に関わる専門委員会第2回で20分のプレゼンをしました。20年以上の取材で見せていただいてきた現状を精一杯話し私なりの提案をしました。
終わってから日比谷公園に舞い踊っていた落ち葉と風のことを忘れることはないと思います。
委員会はまだまだ続くので、ひたすら未来を夢見て……
2020年11月21日
婦人公論の記事がウェブ版に
2018年8月に『婦人公論』に書いた記事が、先日、同誌のウェブ版で公開されました。たくさんの方から反響をいただいた記事なので、ネットで誰にでもすぐ読める記事になってうれしいです。ご協力いただいた皆さまに改めてお礼を申し上げます。
■婦人公論「不妊治療を卒業。子のない人生を受け入れるまで」
1)
40歳で子宮筋腫の手術。「今後は妊娠できる」と思ったけど
https://fujinkoron.jp/articles/-/737
2)
「治療は1年」体外受精で5個の受精卵を子宮に戻すも…
https://fujinkoron.jp/articles/-/1550
3)
46歳で挑戦した最後の体外受精。今もべビーカーを直視できない
https://fujinkoron.jp/articles/-/1551
2020年10月29日
NIPT等の出生前検査に関する専門委員会
厚生労働省「NIPT等の出生前検査に関する専門委員会」の委員になり、昨日10月28日最初の委員会に出席しました。
国が、出生前検査に関する専門委員会を立ちあげたのは、私が第三子を出産した頃に「母体血清マーカーに関する見解」が取りまとめられた時以来のことで、実に22年ぶりのことです。
当時は、妊婦さんの立場があまり顧みられていませんでした。令和2年に時計の針を合わせ、これから産む女性たちとご家族には、22年前とは違うルールと未来を渡したいです。そして本当に、少しでもそんな手ごたえが感じられる春が迎えられるように力を尽くしたいと思っています。
■厚生労働省「NIPT等の出生前検査に関する専門委員会」
https://www.mhlw.go.jp/…/other-kodomo_145015_00008.html
委員会の模様は、you tube中継と詳細な議事録によりすべて公開されます。
2020年10月29日
すごくがんばったご夫婦
連載「出生前診断と母たち」新記事のお知らせ。
妊娠中にダウン症の告知を受けたあと、大変な行動力を発揮し、求めていた支援を手に入れたご夫婦の物語です。何しろ、病院でダウン症とわかった、その足で地域の保健センターに行き、どんな福祉政策があるのか聞いてこられたというのですから。
ご出産の2日前に、満ち足りた様子でお産を待っていたときにお話をうかがいました。NPO法人親子の未来を支える会の支援を受けていらっしゃいます。
素晴らしい支援を受けられたと思いますが、こんな支援が、すごくがんばった方だけではなく、すべての妊婦さんがアクセスできるものであってほしい。
■現代ビジネス-FRaU(講談社)
ダウン症の診断で中絶を決断…30代夫婦がそこから「産む」と決めた理由
出生前診断と母たち(18)行動が支える
不妊治療の保険適用
書きました。産婦人科医が共有するガイドラインもないまま治療成績はといえば様々、件数は世界最高の不妊治療大国・日本。
一体どれを「標準医療」とするのか。これは大変な難題となるでしょう。でも私は、必要な議論だと思います。
保険適用の検討を機に、ARTがエビデンスに基づいた透明な医療になるよう期待しています。
■朝日新聞 デジタル
体外受精の出産率最下位の国、保険適用があぶり出す課題:
2020年10月24日公開
https://www.asahi.com/articles/ASNBP5R5GNBHUBQU006.html?fbclid=IwAR3nsolFgJMsyG9KQovT3En5XTeMjErU3eb9AE_ttidhxQhLJ28zw-reMwE
2020年10月24日