出生前診断について妊婦さん、お母さんに妊娠中のご経験、ご意見をうかがい515名の回答をいただきました。妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」さんとの共同調査です。結果の一部を、厚生労働省「NIPT等の出生前検査に関する専門委員会」に構成員として提出しました。
■私が結果をまとめたファイルはこちらからダウンロードできます(自由記述の抜粋つき)。
■厚生労働省に提出したファイルはこちらの「11月20日第2回委員会資料」からダウンロードしてください)。
認定外施設で新型出生前診断(NIPT)を受ける人が増えていますが、認定施設で受けるのと何がどう違うのでしょう。認定外施設の検査が増えた理由と共に解説しました。
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2020年という年は私にとってとても大切な大先輩を亡くした年でした。私が出産の仕事を始めて間もないころに出会い、出産には心のケアや女性自身の知識と決定権が大切だということを教えていただいた清水ルイーズさんです。
日本にラマーズ法やバースプランを紹介してくださり、日本の出産ケアに大きな功績を残されました。夫立会い出産も、ラマーズ法から始まったことです。写真でルイーズさんに寄り添っていらっしゃるのはご主人の清水正治さんですが、正治さんはわが子の出産に立ち会う日本男性の草分けでした。
私も『お産のイメジェリー』の翻訳や欧米の出産事情を伝えるルポなど数えきれないほどたくさんの仕事をご一緒させていただきました。自分の事ばかり考えがちとだった20代の私は、家族を大切にする気持ちもルイーズさんから教えていただきました。
日本を離れ米国に戻られてから長い歳月が経っていますが、今もたくさんの助産師さんにその温かなお人柄が慕われていらっしゃるので専門誌に追悼文を書かせていただきました。若い方にもルイーズさんのことを語り継いでいっていただたきたいと強く思っています。
産婦人科医が共有するガイドラインもないまま治療成績はといえばさまざま、件数は世界最高の不妊治療大国・日本。保険適用を機にARTがエビデンスに基づいた透明な医療になるよう期待しています。
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妊娠中にダウン症と告知を受けたあと大変な行動力を発揮したご夫婦。結果的に最適な医療が受けられる病院へ転院して出産しました。赤ちゃんは合併症がありましたが、現在、ご両親は安心な気持ちで通院しています。
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共同通信海外部・金子麻也記者の取材を受けました。不妊治療保険適用への期待と少子化対策についてお話ししました。The Mainichi(毎日新聞社)、Tha Japan Times(ジャパンタイムズ社)にも掲載されました。
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望まない妊娠をした、頼れる人もいない妊婦さんから24時間体制で相談を受けている永原郁子さん(一般社団法人・小さないのちのドア代表理事)にインタビューしました。コロナ禍により、相談件数は急増しています。
11年前に私が解説を書いた講談社文庫『きみにあいたい』の著者samoさん夫婦に再会し、ご家族の今をお聞きしました。家族の歴史の1ページは、お子さんたちに語り継がれていました。
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自民党総裁選で菅官房長官が不妊治療への保険適用実現を掲げたことを受け、スタジオでゲストコメンテーターをつとめました。
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『ペリネイタルケア』は周産期医療スタッフのための専門誌で、この特集は赤ちゃんに予期せぬ診断がついたご家族を精神的に支えるためのものです。特集を企画した永井立平先生(高知医療センター産科科長)にご依頼をいただき、冒頭の総論を書かせていただきました。
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乳幼児揺さぶれっ子症候群を発症させたと起訴された親が無罪判決となるケースが相次いでいます。「冤罪」の問題が起きている可能性があるのです。
脳神経外科医の青木信彦先生(ベトレヘムの園病院院長/東京都立多摩総合医療センター名誉院長)にインタビューしました。とても難しい問題ですが、科学がこの問題を早く解決できるようにと願わずにはいられません。
コロナ禍のスタジオ収録は、ディレクターさんと私の間にアクリル板があり2メートルの距離。そんな環境で、コロナ時代に妊娠・出産していく妊婦さんの状況をお話ししました。
男女平等の時代なのに、なぜ妊婦さんは守るべき存在なのか?妊婦さんが感染したらどうなるのか?などについて、30分弱のトークでした。
9月8日、「読むらじる」に収録されましたので記事としても読むことができ、音声も半年間お聞きいただけます。
■読むらじる
「アンケートから見えた コロナ禍の妊婦たち」
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英国には出生前診断やそれに続く葛藤、人工妊娠中絶に悩む女性が国中から相談してくる組織があり、もう30年以上も活動を続けています。国の検査方針を決定する委員会にも参加している代表のジェーンさんに、その歴史や具体的な支援内容を詳しくお聞きすることが出来ました。
ARCは、出生前診断の取材が多い私にとって、ぜひ英国にお訪ねしたい組織。Zoom取材の普及により、夢が半分かないました。NPO法人親子の未来を支える会代表・林伸彦氏にご協力をいただきました。
こちらから一部が読めます。
出生前診断で見つかる病気は決してダウン症だけではなく、耳慣れない病気も見つかります。そして、生活への影響が小さい病気もあるのに、そのことがよくわからないまま中絶に至る方が多いという事実があります。
「ターナー症候群」という病気を告知された妊婦さんの物語から、この問題をお伝えしました。
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テレビ朝日とサイバーエージェントが設立したインターネットTV「ABEMA TV」にリモート出演し、出生前診断の現状をお話ししました。放送日から6日間視聴できます。
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連続してダウン症を診断されるという奇遇な体験をされたご夫婦。ありのままを語って頂き、とても大きな反響がありました。
Yahoo!ニュースで、24時間も経たないうちに2,700件余りのコメントが書き込まれました。
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富山県滑川市では、オンラインによる授業がしっかりとおこなわれた休校期間ののち5月から登校再開。他県への移動制限もなくなり、大変良いタイミングでした。こちらへうかがうのは3度目です。現在、妊娠については地元の助産師さんたちの授業が全国的におこなわれていますが、こちらでは、その上に重ねて私の授業を計画してくださっています。命が続いていくことの大切さと、自分でそれを決める権利「リプロダクティブ・ライツ」の両方についてお話ししました。(写真は上田昌孝滑川市長(中央)、滑川市市役所、教育委員会の方々と)
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動物行動学の世界で「共感」の第一人者として知られるフランス・ドゥ・ヴァール博士とドゥ・ヴァール先生博士を招聘した井上裕美先生(湘南鎌倉総合病院副院長)の対談。類人猿の出産、子育で見られる助け合い・共感し合う行動について、とても興味深いお話を聞きました。
企画・司会・撮影・構成をしました。
生活エッセイをご依頼いただきました。外出自粛の中で、在宅勤務について考えたことを書きました。
第二波への備えが進んでいます。希望する妊婦が国費でPCR検査が受けられるようになる案が、第二次補正予算案に盛り込まれました。
すでに出産直前の妊婦全員に対してPCR検査を実施している東京慈恵会医科大学附属病院、湘南鎌倉総合病院に取材し、そのねらいや検査体制の実際をお聞きしました。
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日本は遠隔医療(オンライン診療)がなかなか進みませんでしたが、コロナ対策の特例的措置で規制緩和の機運が高まっています。「コロナ感染が怖いので病院に行きたくない」という人が多い妊婦健診も実はオンラインが可能で、20年以上前から産科医療過疎地で使われてきました。
北海道大学は産科医がいない地域とシステムを構築していたため、コロナの第一波到来直後、札幌の妊婦にもオンライン健診を開始。
岩手、奄美大島、北海道の医師にZOOMをつなぎ、可能性をたくさん秘めた産科の遠隔医療についてそのあゆみと未来をお話しいただきました。
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コロナ疑いの患者さんに病院で最初に対応し、陰圧室で診察、検査をおこなう部署では妊婦さんも働いています。日本の労働基準法は、妊婦にさせるべきではない危険業務に感染症に関する項目がありません。
非医療分野でも対応が立ち遅れています。厚労省が経済団体に配慮を要請した文書も、残念ながら限界があります。
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新型コロナウイルス感染症アンケートに基づき、多くの妊婦さんが知りたいこと、悩んでいることを取材していく集中連載を開始しました。
連載初回は、知りたいと感じる人が全体の91.2%を占めた「感染したら、お産はどうなるのか」について。東京都ではPCR検査で陽性となった妊婦さん受け容れの枠組みができてきましたので、受け容れ病院3病院の産科、新生児科の先生に取材しました。
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当分は電話やビデオ通信での取材となり、写真撮影はしばらく中止です。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、妊婦さんたちに必要なことを整理し、数値化しようとネット調査「今、妊婦さんは何に困っている?新型コロナウイルス感染症アンケート」を企画、質問を作成しました。
妊婦さんやお母さんのリサーチセンター「ニンプスラボ」さんとの共同企画でした。実施期間は4月8日から2日の4日間のみでしたが、1,700(有効回答1,676)名の方が切実な声をお寄せくださいました。ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。いただいた声が実際の支援につながるよう、私もニンプスラボさんも協力して頑張っていきます。
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「それでも育児をしているつもり?」と夫にイライラする女性がたくさんいます。動物行動学、行動神経科学で男女の育児脳の違いをひもときました。オキシトシンの研究で知られ、NHKサイエンスゼロなどにも登場されている菊水健史先生(麻布大学獣医学部教授)に取材しました。
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「日本は障害児の福祉が整っていない」何度も繰り返されてきたこのフレーズ。しかし、その実際のところは見えにくいものです。社会福祉士で障害児の母親でもある松原未知さんが障害児、障害者のお金や仕事についてさっくりと解説してくださいました。
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7年前、ダウン症とわかって産む人はほとんどいないと世間が考えていた頃、『お腹の中の子はダウン症』というブログを立ち上げ、私は産もうとしていますと表明した女性がいます。社会福祉士の松原未知さんです。お子さんが小学校に上がった今、当時の事を振り返っていただきました。
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2019年11月、八ヶ岳北稜を望むレスパイト施設・あおぞら共和国で日本の新生児医療を築き上げたレジェンドたちが全国から集う会が開かれ、その模様をレポートしました。
新生児の25人に1人が死亡していた時代に医師となり、NICU(新生児集中治療室)を各都道府県に作っていったパイオニアたちの語りはとても熱く、新生児医療の歴史に残る2日間ではなかったかと思います。
アドバンス助産師や教育施設等の認定を行なっている日本助産評価機構の機関誌で、座談会の構成とインタビュー写真の撮影をしました。
<参加された方々>
高田昌代さん(神戸市看護大学教授/日本助産評価機構理事)
海野信也さん(北里大学医学部産科学主任教授)
鈴木明日香さん(名古屋第一赤十字病院助産係長/アドバンス助産師)
村上明美さん(神奈川県立保健福祉大学教授)
水戸川真由美さんの記事の後編。今はバリアフリー社会の実現に向けてマルチに活躍する水戸川さんも、第一子の子育てでは高い壁にぶつかりました。その頃のお話をうかがいました。
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専門家ではなく母親の「仲間」として寄り添う「ドゥーラ」の役割とは? 2人の障害児を含む3人の母・水戸川真由美さんによるバリアフリーな育児支援を紹介しています。
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長崎大学医学部遺伝教育プロジェクトによる、珍しい出生前診断の授業をリポート。教室ではほとんどの生徒が「新型出生前診断(NIPT)を受けたい」と手を上げました。しかし、そのあと授業は羊水検査、そしてつらい選択にまで話が進んでいきます・・・。
生殖技術が進む今、近未来に産む世代への配慮はとても大切!
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茅ヶ崎市の男女共同参画センターへは毎年お話をしに行っています。子ども産むタイミング、次の子の妊娠などの悩ましいトピックを参加者の方たちもまじえて思う存分話し合いました。
年明けから開催日まで2週間、先行写真展もありました。