今年度、聖心女子大では後期の講義全14回で生殖について学ぶ特別な講座が開講されています。その非常勤講師として私は分娩方法や出産場所、母乳育児、不妊治療、出生前検査などの講義を担当しますが、こちらの展示も構成などにかかわらせていただきました。
またエントランスに、私が出産直後の方を撮影した写真を大きなパネルにして使っていただきました。
このような講座や展示が、女性の生き方を考えるために大学でおこなわれるのは大変珍しく、画期的なことです。どなたでも入場できます。展示パネルはオンライン展示もあり、下記から閲覧できます。
上記展示会場に隣接したギャラリーで、妊娠・出産をテーマにオリジナルプリントの写真展を開催しています。江連麻紀さんと二人でやっている出前写真展「Birth,Birth,Birth!」。コロナ感染拡大を経て久々の開催です。
どなたでも入場できます。
国も関与する日本医学会のNIPT認証施設が、全国373施設になりました。旧制度の3倍を上回る数です。その意味を解説しました。
不妊治療をこれから始める方に恰好のムックができました。京野アートクリニック理事長の京野廣一先生と4ページ対談しました。巻頭特集「不妊治療の保険適用、初心者にもよくかわる解説」では監修をつとめました。
胚をめぐる倫理的議論もある一方、不妊治療の現場では、妊娠率が低そうな胚をすぐ捨ててしまうクリニックが増えています。保険で子宮に戻せる胚は6個までという規定があるため。よくわからないうちに受精卵が半分捨てられていたという女性に体験をお聞きしました。
コロナ下の出産は夫立ち合い出産ができないのが普通。その中で最新の感染対策を採用して家族の立ち合い、感染妊婦さんの自然出産も実施し続けてきた病院のお話をうかがいました。
井上裕美先生(湘南鎌倉総合病院)、廣瀬孝子さん(日本赤十字医療センター看護部看護師長)、宮川友美さん(出張さんばステーション聖護院 海助産所)の3名をゲストにお迎えしました。
保険診療が始まりましたが、これにより都市部では医療施設が受け取れる報酬が大きく下がりいろいろな問題が生じています。治療中の女性が集うあるオンラインサロンは麻酔の問題を重要視し、ネット署名を開始しました。
今年は、やっとさまざまな学会が会場でリアルに開催されるようになりました。シンポジウムで、出生前検査の取材経験、厚労省の専門委員会、日本医学会出生前検査等認証制度運営委員会の目指しているものについてお話しさせていただきました。
待望の政策だった保険適用ですが、不妊クリニックからは混合診療の禁止やレセプト審査、薬剤の不足などさまざまな不安が聞こえてきます。スタート直後、1カ月の時点で、率直な意見をお聞きしました。
こちらから記者さんの取材を受けてお話しした2ページの記事です。
4月1日から開始され不妊治療の保険適用はどんな変化をもたらすのか?かねがね学ばせていただいている3人の専門医=京野廣一医師、石原理医師、塩谷雅英医師に保険適用をどうとらえているのか本音をお聞きした記事です。
こちらから
日本では、赤ちゃんを亡くした方への公的な心のケアは、実は始まったばかり。令和3年度に厚労省が自治体に初めての通達を出したところです。
この方たちへのケアが普及するようにと活動する「周産期グリーフケアハチドリプロジェクト」のお2人をゲストにお迎えし96名の方のお申し込みがありました。
東洋経済オンラインでは保険適用に先立ち不妊治療特集を展開。私は職場・夫・親・友人「ケース別」NG言動集を書きました。
不妊治療中の人の同僚、ご家族のもっとなめらかなコミュニケーションのために、一度このようなものを書いてみたいと思っていました。
赤ちゃんを亡くした女性と助産師さんによるグリーフ・ケアのユニットを、1月に引き続いてご紹介しました。最後はNIPTの実施施設や対象者が増える新しい認証制度についても触れ、染色体疾患のあるお子さんを出産する方のこれからについて考えます。前編、後編に分かれています。
こちらから胎児超音波検査は海外では最も普及している出生前検査で、日本でも簡易なものは妊婦健診でおこなわれますが病気がわかったあとの対応はさまざまです。治療につなげることができる口唇口蓋裂の例を英国と台湾からのゲストにお聞きしながら、NPO法人親子の未来を支える会の林伸彦先生、大阪母子医療センターの和田和子先生からお話をうかがいました。
見逃し配信はこちらから
0.3%の確率で流産が起きると言われている羊水検査。実際にそれを体験し、その体験をきっかけに、今は赤ちゃんを亡くした女性のサポート活動に打ち込んでいる大竹麻美さんにお話をうかがいました。日赤医療センターの笠井靖代先生にもメッセージをいただきました。前編、後編に分かれています。