少子化対策とサッカー

日記が少し間があいてしまいました。しかしこの5月、6月と『未妊−「産む」と決められない』関連の報道と、産科医不足問題の報道の関係で新聞、雑誌、テレビ‥‥非常にたくさんの方と出会い、発言してきました。産むことがこんなに集中的に論じられたことってかつてあったでしょうか。

そして昨日、政府の少子化社会閣議決定があり、今回のメニューについてテレビ東京の夕方のニュースで「こんなでは産めない」と話してきました。ふだん女性たちがみんなで話していることをそのまま話しただけなのに、政府の決定に対して電波で言いたいことを言うには某かの勇気は要るんだ、と感じる体験をしました

でもやはり、少子化社会対策会議は、経済界の方に顔が向いていると、私は思います。また少子化対策が限りなく老人対策であるというのが日本の家庭支援の特徴です。そこが女性たちの心をとらえられない理由だと思います。

きちんと別々にやっていかないと、出版風に言うなら「ターゲットがぼやけた状態」にならないかと思います。また、まっすぐゴールに向かえないこの感じって‥‥そう、まさに先日のクロアチア戦ではないでしょうか。この数日、やはり、中田選手のあの一本のゴールを繰り返しイメージしてしまいます。決まらなかったけれど、あの、ストレートにゴールへ向かう一筋のシャープなエネルギー、これが今の日本人のニガテなんだと思います。 006/06/21