2016年06月一覧

巨大妊婦たち現る

巨大な妊婦たちは、なぜ現れた?
一体何を告げに来たのか?
そんな想像を膨らませずにはいられない、写真家・馬場磨貴さんの写真展でした。この会場は今日までですが、今度は7月に田端であって、妊婦さんのお茶会や撮影サービスなどのイベントもあるそうです。
写真集『We are here」(赤々舎)も発売されたところ。
写真集のあとがきに今回のシリーズのきっかけとなった分娩シーン撮影のことが書かれているのですが、これはアエラウィズベビー創刊号の取材で私がお連れしたお産でした。もう10年も前になるあの時間が、その後のいろんな思いを経て彼女の中でこんな風に育っていったなんて、本当にうれしいです。
写真はまだたくさんあっていっぱい見せたいけれど、例によってネタバレになるといけないからこのあたりで。

2016年6月26日


毎日新聞「人模様」欄

6月2日付の毎日新聞「人模様」欄で、科学ジャーナリスト賞受賞についてご紹介いただきました。
このうれしい記事を書いてくださったのは去年『捏造の科学者-STAP細胞事件』で科学ジャーナリスト大賞&大宅壮一賞を受賞した須田桃子さん。
書き始める決心に、必死にリサーチしながら3ヶ月かかったというのは本当の話です。記事の最後が先日のウートピに重なっていて、ああ、私の役割の中でもこれはとても大事なことだなあと改めて心に刻みました。
◆出生前診断、現状と課題紹介 河合蘭さん
http://mainichi.jp/articles/20160620/dde/007/070/029000c

2016年6月20日


2人目、3人目アンケート

創業されてすぐ安西社長に取材していただき長いご縁の妊娠・育児サイト「ベビカム」。こちらで私がかねてよりお願いしていた2人目、3人目妊娠についてのミニ・アンケートを実施中です。
すでに700名以上のママが回答してくれましたが、たくさんの方が参加してくださるほどうれしいので、ぜひご回答&シェアにご協力ください。期間は、21日(火)までです。
このテーマ「2人目、3人目妊娠」は今のホットなトピックだと思います。明日19日(日)は10時~12時でさいたま市日進公民館にてレクチャーとお茶の会も開いてしまいます。こちらも、お近くの方、ぜひどうぞ。託児もあって無料です。
◆ベビカム 「2人目、3人目の妊娠」アンケート
http://www.babycome.ne.jp/blog/1570224http://www.babycome.ne.jp/blog/1570224
◆さいたま市日進公民館の場所はこちらから
http://www.city.saitama.jp/kita/001/001/005/002/p034152.html

2016年6月18日


ダウンレギュレーション

今週は延々と7月に出る体外受精の本の初校戻しで昼夜を問わない営業となり大変だった。そして今日編集者さんと交わしたのが「私たちダウンレギュレーション起こしてますよね」ということば。
はい、確かに月、火あたりはフレアーアップしていました。
細胞に起きることは当然ながら人間に起きるわけです。
やっと作業が一段落したのでずっと行けなかった産婦さんのところに行こうとしたら、途中で寄ったセブンイレブンでアイスコーヒーを買っていたのに間違えてホットのボタンを押してしまった。しかし、飲んでみるとなんら支障がなかった。わたしはコーヒーのわからない人間なのでしょうか。
ダウンレギュレーションとは、細胞はホルモンを大量に浴びるとはじめは激しく反応するけれど、やがて受容体の数が減り次第にぼんやりしてくる現象を言います。


日本の女性は何も知らされていない

女性の好奇心が目覚める情報サイト”「ウートピ」で、女性ライターの江川知里さんが、赤ちゃんの先天性疾患についてとてもスッキリしたインタビュー記事をまとめてくれました。
女性向けウェブサイトでこういう骨太の記事が出ることは滅多にないことだと思います!!
とっても読みやすいので、ぜひ読んでください。
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日本の産科医療の分野は、私たちの想像以上に急速なスピードで技術革新が進んでいます。その一方で、当事者である女性たちは、不妊・妊娠・出産をとりまくリスクを含めた“真実”をほとんど知らされていません。近い将来、出産を考えているすべての女性が知っておくべきこととは――2016年度科学ジャーナリスト賞を受賞した作品、『出生前診断 出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』
(朝日新聞出版)の著者である河合蘭(かわい・らん)さんにお話を伺いました。
リスクゼロの妊娠・出産などない
――将来、赤ちゃんを望む女性や妊婦さんは、一体何を知らされていないのでしょうか?
河合蘭さん(以下、河合):妊娠すれば誰しも「健康な赤ちゃんが生まれますように」と願います。ただし、母体も安全で子どもも健康であることを100%保障されている人は、若い妊婦さんでもいないのです。「おなかの赤ちゃんは先天的な病気を背負っているかもしれない。妊娠とはそういうものなんだ」という事実を女性たちは知っておくべきだと思うんです。
先天異常を持つ赤ちゃんが生まれる確率は、新生児全体の3~5%。そのほとんどは家系に関係なく、世界中すべてのカップルに起こりえます。
続きはこちらから!

◆「日本の女性は何も知らされていない」出産ジャーナリスト・河合蘭さんインタビュー|ウートピ
http://wotopi.jp/archives/37539


江連麻紀ちゃんBaby

江連麻紀ちゃんBaby 第一報。
6月4日夜、出産を撮り続けている写真家の江連麻紀ちゃんが2人目の赤ちゃんを無事に出産しました。3036グラムの男の子でした。
江連ちゃんは片時もカメラを手元から離さず自分がお産で見たものを撮り続けました。
しかも私も不思議と、もうカメラさわるのやめなさいよという気に全然ならなかった。
それくらい自然にカメラと一体になっていた江連ちゃんのお産は、同じお産&写真好きにはたまらないお産でした。
産婦視点からの写真家、楽しみにしてます。