高齢出産の新書をねばって書いていて、家にいる日々が続いています。
母を送ってわが家の庭を自分の庭と思うようになってから年が2周しました。あまり時間が使えないので本当に少しのことしかしていないのですが、それでも自分が植えたものの経年変化を楽しむことがこんなに深いこととは知りませんでした。
多くの草木は、本当にハロウィンのころにバッサリとその年のものを捨て、年が明けるころから次の春の準備を開始します。
ビギナーの私の悩みは、その枯れたものを、落ち葉のように落としてくれる落葉樹はいいんですけれど、からからの枯れ姿でずーっとそのまま残っている草花はどうすればいいのかしら。
まずは、写真の、こんなにカールが美しいギボウシの枯れ葉。きのう切ってしまいましたが、もったいなくて捨てられずデジカメを持ち出す始末です。
このあと、カラミンサというミントの立ち枯れにもはさみを入れましたが、すっかり枯れていて根本にはもう新しい緑も見えているのに、その茎にはミントの香りがたっぷり残っています。さすが。この花は庭でも蝶や蜂に圧倒的な人気を誇っていて、それはたくさんの命を支えていたのでした。
それでまたまた捨てられないのでした。それで、しかたがないのでからっぽの花瓶にさして見ていました。しかし。翌朝には、もうミントの香りはすっかり飛んでいました。不思議ですね。からからの茎にも、土と通い合う何かが流れていたことになります。
もうひとつ、立ち枯れには、その下にのぞいている新しい緑を霜や雪から守る役割があるかもしれないので切るのがちょっと心配。それで、切ったあとには腐葉土をまいてみることにします。 2011/01/21