昨日、日本初の障害児訪問保育「アニー」の訪問保育を訪問先のご家庭で見学させていただきました。
NICUに長く入院していた赤ちゃんが特別なケアが必要な状態で退院してくると、お母さんは上の子のための外出さえままならない状態になりがち。
そこを助けてくれるアニーの保育は、研修を受け、その子と仲良くなった保育士さんが、最長1日8時間も、自宅に来て遊んでくれます。訪問看護師さんとも連携しながら、吸引や胃瘻などが必要なお子さんをみてくれるのです。訪問看護やレスパイトとも違い、お母さんは、希望すれば、復職も可能になります。
今回私は「訪問看護と介護」(医学書院)の他の方の取材に同行させて頂きました。
『出生前診断』の取材で、赤ちゃんの障害が不安な女性たちがみんな「子どもに障害があったら仕事なんかできないでしょう」と口をそろえていたからです。そういう方には、当時知ったばかりの「フローレンスさんが障害児保育を始めるらしい」というニュースを伝えていましたが、それを聞いただけで、表情ががらりと変わった方もいました。お母さんがしっかり自分自身であり続けると言うことは、子どもがどのような状態で生まれたかにかかわらず大切なことだし、子どもにも必要なことだと思います。
関心がおありの方は、ぜひアニーのサイトをご覧ください。
http://annie-hoiku.jp/
そして、保育士さんを熱く募集中なので、意欲のある方が周りにいらしたらぜひお声かけを。まだ、きわめて少数の人しか受け入れができていないそうですが、こうした保育にチャレンジできる保育士さんがたくさん現れることが拡大へのひとつの鍵になるそうです。 2015/07/22