富山県滑川市の中学校で授業

1月16日、富山県滑川市の早月中学校で日本が晩産化という問題を抱えていること、子どもを産むということは若い時から考えておいて欲しいことなどを「土曜授業」で全校365人の生徒さんにお話してきました(写真は同校・坂口司校長先生との記念写真です)。
そのあと、午後は、市の関係者の方や父兄の方、これから産みたい方などを対象に同じホールで市民講座。今回のこのイベントが実現したのは、実は、滑川市の上田昌孝市長が昨年6月、私のNHKラジオ「午後のまりあーじゅ」を偶然聞いてくださったから。上田市長は車で移動中にラジオを聞いて、目的地に着いても「全部聞きたい」と時間の許すかぎり駐車場で聞いて下さったのだそうです。
市の皆さんにも「この人ほどたくさんのお医者さんや現場に足を運んで話を聞いてきた人はいない」と私のことを紹介してくださいました(涙)。
滑川市は「子どもが真ん中」という方針を提唱してきて、早月中学で手を挙げてもらっても3人っ子がびっくりするほど多くてこのまま子どもが増えて欲しい町です。
どちらも最後には、12月から撮ってきたファン助産院の写真をスライドショーにして流しました。私には、初めて本気で写真をお産の仕事に使った経験になり、年配の男性からも「よかった!」と言っていただきました。子どもを産む場では、産むのは確かに大変なことだけれどものすごく大きな喜びがやってくること、励まし合い、笑い合う光景があふれているとても温かい場になり得ることを映像で思う存分伝えました。
市長さんは元・陸上部の選手で今ようやく話題になってきた女性アスリートの問題に当時から取り組んで来られたそうです。また、お話してみたら、早月中学校の校長先生もお母様が助産師さんだったそうで。亡くなられたそうですが「もっと話を聞いておきたかった!」と言っておられました。
生徒さんたちの感想文、届くが楽しみです。
偶然に同日入善からあわの産婦人科医院の水島師長が仕事で来ていらして、久々に再会できたのも不思議。
本当にさまざまなご縁に導かれてのお招きでした。 2016/01/16