2月28日 京都で「母親たちが企画するシンポジウム バースハピネスを考える 」を主催した「りんごの木 」のメンバー。それそれが地元でお産を語る会のような活動をしているグループの代表者だそうです。朝の打ち合わせに行くと、代表の古宇田さんは赤いベレーにグリーンのセーターで見事に一個のりんごになっていました…カワイイ。
コンセンサス形成という形式で会は進められました。寸劇で会のテーマが示されたあとに幸せな出産を実現するための政策が提言され、それが是非やるべきことかどうかを会場が投票の形で評価して集計→医療資源が有限であることなどをめぐる議論→また集計。
最後に、私のファン助産院で撮影した写真…幸せと信頼が一杯の2つのお産をただ、ただ写し取ったものです…を5分間のスライドショーで見ていただきました。上映後、助産師になったばかりというまだ本当に若い助産師さんが前に来られて大きな目から涙をポロポロ流し、助産師になって良かったと言ってくださったのがとても嬉しかったです。なぎちゃん、ありがとうね。
150名の部屋は満席、隅々まで本当によく工夫されたユニークな力作イベントでした。
育児支援と大きく違い、お産を幸せにする活動は、 さまざまに特別な困難を伴いがちです。
REBORNがたくさんイベントをしていた頃から見ると日本経済に貢献する女性はうんと増えた。
けれど、お産が女性がすることというよりお医者様がしてくれるよくわからないことだという意識は変わらないし、かえって強まっている気もする。
出産というものはあんまり思い出したくないことだ、幸せなお産などイメージできない人ももしかしたら増えている。
子どもではなく母親の幸せを求めるのは女性の医学的リスク意識の欠落やわがままだ、はては宗教だという人もたくさんいます。それは、そういうところに走る人たちもいるわけだけれど
ごく一般的に考えれば、本当は、お母さんを幸せにしてあげれば、そのおかあさんは子どもを幸せにしようとする。
今のままだと、やっぱりお産ってやりたくないことであり続けると思います。
2016/02/29