長良医療センターで

国立病院機構長良医療センターで、2日間、妊婦さんとおかあさん、ご家族を撮影させていただく。先端の胎児医療が行われていることで全国に知られるハイリスクの方だけの病院。

336でも、そこでは帝王切開の手術台の上でお母さんが両手で赤ちゃんをしっかり抱きしめ、頬ずりをしていました。ほとんどの方が搬送や紹介で、不安いっぱいで来られるところだからこそ、ハートフルである事がとても大切にされているのです。

丸2日間、切迫早産で入院中の方や、とても小さく生まれてきたお子さんが大きく成長された姿を見せに来られた方など、たくさんの方にお会いし、お話しして、写真を撮らせていただきました。2016年3月現在、このウェブサイトでは写真が一枚ずつしか見ていただけないのですが、そうした写真群をどなたに、どのように見ていただいたらよいか、考えています。

帰ってきてから写真をお送りしたお母さんたちからは「こんな形の出産もある事をたくさんの人に知ってほしい」という言葉を何人もの方からいただいています。

温かい病棟の空気を思い出しながら、続いていく想いのやりとり。

2016/03/31