私は大垣(岐阜県)に父と祖母のお墓があるのですが、たまたまお墓参りに来た朝ハプニングがありました。
フェイスブックが、ちょうど5年前の今日、大垣市が父のイベントをしてくれていたことを教えてくれたのでした。その日、大垣市は、父と新美南吉さんの友情をテーマに、展覧会と「ごんぎつね」の朗読会を開催していました。父は大学時代に新美南吉さんと親友でした。その日は、珍しく家族全員で大垣に来てイベントを楽しみました。
それが今日だったことを聞いてもいないのに教えてくれるなんて、なんて便利な時代。でも、そもそも今日私がここにいるということは、暦という古代の発明こそ、きっととんでもなく深いのでしょう。
イベントを企画してくださった市の方と、父のお墓で会いました。大垣の歴史なら何でも知っている方です。あのイベントの時、河合家の歴史についての調査に協力してくださったお寺の住職は亡くなられていました。そのような後日談をはじめ、この方の郷土史の取材は本当に深くて、お話聞き入ってしまいました。
分野が違うと取材ではなくて調査というのかな?とそんなことを考えながらお聞きしていました。私はこの方の足元にも及ばない取材しかしていない気がしていますが、自分と同じような、コツコツと調べて、歩いて、会って・・・といったことをしている方とお話ができ、大きな喜びを感じた一日でした。
私はもうこの大垣には訪ねる親族もいないのですが、お墓と、この方とのご縁が続いています。