アジア性教育学術会議

週末はアジア性教育学術会議というものに参加し、『未妊−「産む」と決められない』で取材したことを発表しました。この夏〜秋は未妊について話す機会が続いています。

性教育をおこなっている教師、養護教諭、医師、助産師さんたちに、若い日に妊娠を上手に避けられた人たちがその後いいタイミングで妊娠しているかというと必ずしもそうではなく、妊娠力は時間と共に劇的に変化するということを「誰も教えてくれなかった」という思いを持ち不妊、未妊に向き合っていることをお話ししました。

状況は中国や台湾などアジアの国々でも女性の変化は似通っているようでした。中国語同時通訳チームの女性たちが「そうなの!そうなの!」という感じで思いっきり反応して聞いてくださったのが印象的でした。「産みたくなったら産めるための教育、ぜひ取り入れたい」と言ってくださった高校の先生もいらしてうれしかったです。

バッシングの中を闘っている方も多く、私には普段とは違う分野でもあり新鮮な学会でした。そして、今ヨーロッパで冒険中の娘が行っていた高校の担任だった先生に声を掛けられてびっくり!性教育で有名な高校だったので当然と言えば当然なのですが。「ひとりで行ってしまったんですよ〜」と先生に泣きついてみてもしかたがないのですが、聞いて頂いて少しホッとしました。

昼下がりの学会会場で娘からE-mailが入りました。「朝は教会の鐘が鳴ります・・・」向こうは朝らしいです。中世に迷いこんだような町ばかり巡っているようです。

これから9月にかけて雑誌の仕事がかなりの忙しさ。でも、どうしても娘のことが気になる・・・でも、親として承諾し、出してしまったものはしかたがありません。

子育ても大変だけど、子離れも大変でございます。 2007/08/19