5月12日、日比谷のプレスセンタービルで科学ジャーナリスト賞の贈呈式があり、物理学者・米沢富美子先生からのご講評や記念のオーナメントをいただいてきました。講評で大賞と激しく競ったと何人もの審査員の方から言われて本当にびっくりしましたが、私はもう「よくぞ、この難しいテーマにここまで斬り込んだ」と、この百戦錬磨のジャーナリストの方たちの会でご高評をいただき、心から満足です。命の危険を感じながら核についての取材をされた記者さんから「受賞で疲れが吹っ飛んだ」という言葉がありましたが、私もまさにそんな気持ちです。
私が、これからも魂こめてまたこのような単著本を書いていけるとしたら、それは、この賞のおかげだと思います。
そして、受賞作を書かせていただけたのは、これまでに取材にご協力いただいた方のご協力とその方たち自身のお仕事やお子さんたちへの熱い思いがすばらしいおかげです。
そして本を一冊購入してくださった方、ブログやSNS、レビュー、推薦図書リストなどに書いて発信してくださった方々のおかげです。これこそ、世間に私の書き手としての適性に一票を入れてくださる行為で、ひとえにそれに支えられて書き手という生き物は今日の1日を生存しています。
これからも、いうより、実は「これからいい仕事したいな」と、そんなノリになっている私を夫は呆れて見ていますが、そこは年の功で美味しいものを作って食べたりすることも忘れず楽しくやっていきたいなと。
写真は本の仕上げで昼夜を問わず二人三脚のパートナーになってくださっていたフリーランス編集者さんでライターでもある安里麻理子さんと。本のお産婆さんをしてくださった彼女の支えなしにこの本はありませんでした。改めて、みなさまに心よりお礼を申し上げます。
そして、どうぞ、これからも、私に本を書かせてください❕
2016年5月13日