木に雨が降る音

今年の夏休みはまるで学生の部活のような空手合宿というもので幕を開けました。おかげで今年は、いつもより夏と仲良くやれそうです。

夏休みなので朝にゆとりができ、毎朝、ともかく一定時間坐るということをしています。そして、何かひとつに集中します。たとえばろうそくの火。早朝に見つめる小さな炎は、とてもあたたかい。

でも今朝は、台風が来ていたので風か雨に集中したいと思いました。そしてまどをあけると、真正面にある椎の木が雨の中で鳴っていました。jajajajajajaja‥‥何百、何千という葉っぱがひとつずつ音を出して木全体の響きを作っていました。

下の子が起き出してきたので、呼びました。「ここにおいで。静かにして、一緒に木が鳴っているのを聞こう(お母さんヘンなこと言ってる、と思うかな?まあ、いいや)」

よく見ると、葉っぱたちの根本には、まだ豆粒のように小さなどんぐりがざらざらとなっていました。

眠る前に、娘が言ってくれました。「今日の朝は、気持ちよかったね」

坐るということは、自分のいやな面がどんどん出てくるのです。でも、こういうのは楽しいこと。

この夏は坐り続けて、そしてイメジェリーの本をちゃんと書こう。やっと、やっと自分の中の、イメジェリー本を書きたい気持ちが熟し始めています。 2005/07/26