人間ドックの1日

昨年から同じ大学病院で人間ドックを受けています。おすすめかどうかはわかりませんが、2年続けて同じところで受けてみて、初めて良さを感じました。

1年目は、検査項目にけっこう疑問が。人間ドックってどんな高度な検査をするのかと思いきや、身長・体重・腹囲、肺活量など学校の検査のようなものも入っています。それでいて、あんな優等生検査である子宮頸がん検診などは別料金。(病院によって違いがあるようですけれど)これではパスしてしまう人もいますよね。受けたい検査がいくつもセットに入っていないし、逆に「おつきあい」と感じてしまう検査もあるんです。

でもやっばり、全身をざっくり調べるための選択肢としては人間ドックということになるのかもしれません。毎年行くと慣れるので、検査に行く時の、あの、どうしても起きてしまう憂鬱な気分がなくなります。また自分の昨年の記録とも比較できて、だんだん「かかりつけ」の雰囲気になってきます。

私がとてもお世話になっていたある国際結婚のご夫婦は、毎年聖路加国際病院で毎年そろって人間ドックを受けていらっしゃいました。そして最後に2人でおいしいものを食べて、人間ドックの1日を夫婦がお互いの健康を気遣い合う1日にする。これはかなり正しい人間ドックの受け方ではないでしょうか。

今日も、そんな感じのご夫婦受診が何組もいらっしゃいました。また、1人で来た人も、検査後に結果説明を待つお昼休みには明るい階上ラウンジで本を読んだり、うとうとお昼寝をしたりして癒しタイムであったことと思います。私もホントにほや〜っとのんびりしました。

空は、どことなくもう秋の空でした。明後日から、2学期かぁ・・・

小さな声でつぶやいているテレビでは民主党の代表選が繰り広げられていましたが、病院の最上階では雲の上で仙人たちがお昼寝です。なんだかんだと言っても命あっての物種だという当たり前のことを思い出しながら。

予防医学がもっとよくなるといいですね。検査項目がもっとカスタマイズできて(もちろん、カスタマイズのための情報や相談窓口もちゃんとあって)、検査費用がもっと安ければ・・・そうしたら、私ももう少しせっせと受けると思います。 2011/08/29