立春のおまいり

お産というものはとても自然性が高いので、関係者には月の満ち欠けや潮を意識しながら暮らしている人が多いです。私もいつのまにかそうなっていたのですが、今年は初詣で『高島暦』など購入してしまい、かなり細かに陰暦派、二十四節気派になってしまいました。

月を確認する日が増えると、月はいつも昨日と違い、そして1ヶ月が28日と少し短いので時の流れが少し早い感じがします。

また朝日が昇ると、こちらは毎回同じようにまん丸なものが地平から上がってきます。かえってこちらが物珍しく見えるようになり、365日が毎日フルムーンの太陽はすごいパワーだと感じてしまいます。

二十四節気は、私たちがたださえ大好きな四季の移り変わりというものを何倍も感じさせてくれるシステムのようです。それは、たとえばこんなお得があったりします・・

立春だものね、と週末の散歩をお不動様にして門前のお蕎麦屋さんに入ると、升のお持ち帰りが始まったところでした。新年の升酒で一月中活躍してきた升が、節分・立春で「お疲れ様〜」とあいなったわけです。こぼれたお酒を飲んでから、まだまだ檜の香りを強烈に放っている升をコロンとバッグに入れてきました。

今年は「壬辰(みづのえたつ)」。女へんをつけると「妊娠」になります。私には入門に良い年だったかもしれません。

今年一年、旧暦入門。 2012/02/04