今春、少子化社会対策大綱に「妊娠・出産の医学的・科学的に正しい知識の教育」が入りました。
『助産雑誌』(医学書院)5月号、と出たばかりの6月号 連載「やっぱり知りたい少子化のはなし」は前後編2回に分けて「出産年齢と妊孕性について伝える方法」について書きました。少子化大綱がそうなったということは私がこの約10年間やってきたことにとってひとつの区切りと私は感じましたので、これまでの流れをまとめてみたのです。
前半は、私が2003年に『アエラ』の取材で初めて体外受精の年齢別データを見て驚いたことから始まり、女性ファッション誌での企画や『卵子老化の真実』関連の仕事を通じて考えてきたことなど、個人の努力、民間の活動で広報活動が行われていた時代について。
後半は、大分県、岡山県のケースを通じて国、自治体が動き出し、助産師さんたちも晩産化に対応していくことを強く求められてきた様子をお知らせしています。
2015/05/31