今年は東京に11月の雪が降ってくれて、冬至に向かうきれいな空気が一層澄みわたりました。年の瀬は多忙を極めるバタバタな季節とされていますが、本来、新しい太陽の生まれるこの季節は、一年の中でも一番ピュアな気持ちになれる素晴らしい季節だと思います。
今日から12月。12月始まりの来年の手帳をおろして。さらに今年は、デスクトップのコンピューターも新しくしました。信じがたいコスパで、非常にスペックの高い国産コンピューターを購入。ちょっとご無沙汰していてたWindowsに再会です。
30年前に活動していたフィルムの音楽カメラマンが初めてデジタル一眼を手にし、助産院や産科病棟にカメラつきでうかがうようになってから一年がめぐりました。デジタルカメラに戸惑いは山ほどありましたが進化したカメラにはうれしいことの方がはるかに多くて、たくさんの妊婦さん、産婦さん、赤ちゃんや医療者の方々を撮り、お産待ちの日々がかなりの日数となりました。今月になって仕事も「文と写真両方で」という形で依頼をいただくことが増えてきました。企画の全体監修と撮影、という、ちょっとこれは珍しい形だろうなあというご依頼もあります。
写真にはたくさんの可能性があります。日本の出産は、写真の力をほとんど使っていない・・・。海外の医療系サイトには、それは美しい、エモーショナルな映像が大量に使われています。日本のインターネットにもこれから出産の美しい映像と、そして正しい情報があふれますように。
2016年12月1日