イメジェリーのREBORNオリジナル講座がもうすぐ一年になります。この一年間、全国の助産師さんはじめ妊婦さんのサポーターの方々とイメジェリーを使った妊娠・出産サポートについて交流できました。
その中のおひとり、自然育児友の会の伊藤恵美子さんと、母乳のイメジェリーについて考えてみようということになり、授乳中、妊娠中の方々にお声かけをして同会「おっぱいクラス」番外編としてうちうちの「お試し会」をしていただきました。
私はイメジェリーは妊婦さんや助産師さんには何百回とリードしたような気がしますが、子どもを連れた人たちばかりの場は初めてでした。リラクセーションから呼吸をどんどんスローダウンしていきますと、やっばり赤ちゃんたちがそわそわ‥‥友の会のスタッフの人たちが本当に上手に子どもたちを見てくれますが、ちょっとドキドキ‥‥夜も昼もなく育児に追われる女性たちだからこそ、この方たちに深いリラックスを体験して欲しい!と思うだけに、どうなってしまうのだろう?という思いが少しの間ありました。
ところが、「なに?ママは目をつぶってじっとしてどうしたの?」という疑問が子どもたちの頭からなくなったのでしょうか、だんだんみんな静かに、おとなしく、とろんとしてきました。まるで、母親のリラックスが深まるのに連動しているよう。やがて、涼しい顔をしてとろーんと静まっている親子たちになりました。それは不思議なくらいでした。
親子はつながっているのですねー。母が呼吸が深いと、子どもも胸を大きく開いてゆったりとした息をするのでしょう。呼吸を十分に落としてからリラックスの波に洗われるイメージをして、波間には金色の光の粒も混ぜてみました。
最後は、伊藤さんがこのクラスのために書き下ろしたブナの木のイメジェリーが素敵で、みんなでやりました。ブナは水をたくさん持っている木なのだそうです。
ブナの森に入っていきます。そして、大きなしっかり立っているブナの木に耳を当てると中を水が流れる音がします。授乳中の自分とブナの木が一体化していき、土の中から、きらきら光るきれいなエネルギーの水を吸い上げます。それが木の全身に上がっていき、赤ちゃんに注ぐようにイメージしました。
これは、4児の母の伊藤さんならではのイメージですね。産後二ヶ月のお母さんは感想として「私は、もっと水が欲しい」と言いました。この方が自分でデザインしたイメジェリーは泉。産後2〜3ヶ月くらいは最も母乳産生の勢いが強いと言われ、水がほとばしるような時期なのだと思います。
同じ授乳中の女性にもいろいろな時期があり季節があり、それぞれの身体がある。それが絵になって見えた気がしました。「身体」って目に見えると思ったら大間違いですよ。見えているのは身体のほんの一部である外側だけ。
暑いのに子ども連れで集まって下さった皆さん、どうもありがとうございました。
○自然育児友の会 おっぱいクラス
http://shizen-ikuji.org/mt/bi_class/
○REBORNお産図書館でご紹介している絵本「うちにあかちゃんがうまれるの」は伊藤さんの第4子出産体験の絵本です。
http://www.web-reborn.com/books/book/utiniakatyanngaumareruno.html
○REBORNオリジナル講座 REBORNイメジェリークラス
http://www.web-reborn.com/cgi-bin/event03/index.html
2006/07/31