ファミサポの影で

今日までお仕事の方、多いですね。ああ、いよいよ今年もお仕舞い。うちでは年末年始は上の子ふたりの誕生日が続きそれがいっそうこの季節をスペシャルにしています。昨晩は息子の誕生日で、17歳の男の子達が4人泊まりに来て夜中に自分たちでチゲ鍋していました。

ファミサポの効果は一家に広がっています。息子は、チゲ鍋のあとを、朝きれいに片づけていました。

そして、しょげているが同居している私の実母です。うちは一代世間とずれているところがあって、祖母が、一頃言われたいわゆる負け犬製造ママで、母がバリキャリでした。母は、家の手伝いはしたことがなかったそうです。昔のことで「ヒロポン(覚醒しちゃうお薬)」なんか飲んだりして、勉強ばっかりしていたんですね。

だから結婚後も家事らしい家事は出来ないし(下らないことだと思っているのでしようとしないのです)、祖母になった今も、私がバタバタ暮らしていても、やっばり私を助けることは出来なかったのです。それでも子供が小さいときは家にいてくれるだけで子供をみてくれることになり助かったのだけど、最後の孫が大きくなってきた今、この女性はどうやって家庭の中で自分の役割を見つければよいのでしょうか。もう家庭しか、生きていく場所はないのに。

母のバリバリ仲間も同じく衰えてくる時期なので、仲間同士の長電話が生き甲斐の模様。誰でも弱者として生まれ、弱者として死んでいくのに、それが受け入れられず、家族とのコミュニケーションに悩む元祖バリバリの女性達。母はちょっと極端なようだけれど‥‥。

頑張る女性達がどうやって優しさを持つか。これは私の子供時代からのテーマ。今、本の関係で少子化とバブルの深い関係を痛感しているのですが、母が働きだしたのも高度成長時代ですから共通点があります。 2005/12/28