この20日に、聖路加看護大学で、妊婦さんから質問を受ける現場の看護職を対象に出生前診断の勉強会があり参加してきました。朝から夕方真っ暗になるまでみっちりと、この分野をリードする先生方から学び、学生に戻った気持ちで必死にレクチャーを聞いてきました。出生前診断については何十回も記事を書いてはきましたが、こうして専門的な講義を受ける機会があると本当に助かります。
羊水検査や母体血清マーカーだけの時代と違い、今は超音波による画像診断が進んできたのでこの問題はすべての妊婦さんに関わるものになっています。海外では、超音波検査と母体血清マーカーの組み合わせによるスクリーニング検査が日進月歩の勢いで普及し、ダウン症の赤ちゃんの出生が減少しているようです。
この日は、講師の先生たち全員完全にボランティアだったとお聞きしました。全国の現場から集まった方たちも手弁当の方が少なからずいらしたかもしれません。
終わってから、ダウン症のお子さんを育てているベテランママおふたりと銀座のイタリアンでご飯しました。施設の先生からお聞きするのとはまた違う子育てのお話をたくさん聞くことができました。ワイン片手に、私も今まで気になっていたことをいろいろとおたずねすることができました。
技術の進化について本当に真剣に考えている方たちとの濃い1日でした。 2011/11/23